聖カタリナ女子高等学校

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校長室の窓から No.166

                           頭には覚えさせても

 中間テスト最終日20日の朝刊に、常用漢字表に追加される漢字の答申案が出ていた。これをもとに今年末、内閣が新しい漢字表を告示することになるらしい。1981年に「常用漢字表」を定めて以来の改定は、現行から5字を外して196字を加え、総計で2136字となる。これまでは「読み書き」のできることが前提であったのが、「読み打ち」できれば可となった。したがって、書き慣れない、つまりは読むことはできても書けない漢字が増えた。情報機器の使用が一般化したためである。
 ところで、もう一年以上も前になるが、あるきっかけで「薔薇」と「牡蠣」とをマスターした。中学時代の英語の先生が「どんなに覚えにくい単語でも60回書けば絶対に忘れない」と言っていたのを思い出し試したのである。何回で頭に入ったか定かではないが、以来、忘れずにいる。そこで今回も折角の機会として、これまで書けなかった漢字をふたつ減らすことにした。「憂鬱」と「傲慢」。もっとも、これらの熟語、頭には覚え込ませるものの、身に覚えのある二字とはしたくない。
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by stcatalina | 2010-05-22 09:51 | 校長室の窓から