ふたつの向上
期末試験の真っ只中である。職員朝礼前の校長室で、いつもだと聞こえる登校時のおしゃべりが耳に入ってこない。試験中の朝は、校内に独特の空気が漂う。また、休み時間のおしゃべりも激減して、校長室の窓から入ってくる「元気玉」がなくなる。健康な喧騒はいいものであるが、真剣な静寂もまたよしである。両方共に学校ならではの雰囲気であるだろう。
本年度の学校目標はふたつ。ひとつは「学力の向上」、そしていまひとつは「生活マナーの向上」である。後者においては特に、校内における挨拶の励行を呼びかけている。スタートダッシュをうまくやろうということで、そのためのポスターを全クラス2部ずつ制作して教室内や廊下に掲示した。コンクールではないから優劣をつけないが、これなら効果がありそうだ、といった作品がいくつもある。それらに喚起されて、常に「勉強は自分のためである」ことを忘れないでもらいたい。ついでにこの数日は、テスト結果にもこだわって欲しいと願う。