聖カタリナ女子高等学校

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校長室の窓から No.104

                        春の気がかり

 我が家の「段飾り」が収納箱に入ったまま、眠り始めてもう何年になるだろう。その組み立ては、一度としてすんなりと仕上がったことはなく、家内と言い争うタネがどこかに潜んでいた。そんなこんなの苦労の末に完成させたある年のこと、元気だった父から「いつまでも出しとくもんじゃないぞ。しまうのが遅いと・・・」と笑いながらの注意を受けたことがある。大慌てで片付けたのは言うまでもない。
 ところで、関西に出た娘が独りで生活をし始めて8年になる。修学旅行以外に親と離れて県外に出たことなどなかったのに、「兄ちゃんが出たんだから私も」と言われると、止める理由は無かった。その内に帰ってくるだろうとの希望的観測は見事に外れ、弱音を吐くことなく独立心旺盛にガンバッテいる。ひな飾りの時候にというよりも、本校の卒業式、入学式と続くこの時期になるときまって娘が気がかりになる。
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by stcatalina | 2009-04-07 14:03 | 校長室の窓から