聖カタリナ女子高等学校

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電卓考

 先日,県立八幡浜高校で第11回四国高等学校電卓競技大会愛媛県予選があった。
 そこで,真剣な眼差しで電卓と“共に戦う”選手に大勢会った。
 昔から『読み,書き,そろばん』が学習の基本とされてきた。しかし現在,そろばんを学んだり扱うことができる子供達はとても減っている。けれど,高校に入学し,誰にでもすぐ始められる電卓はとても“ありがたい”道具だと思う。ちなみに全国商業高等学校協会主催の検定で1級取得者が一番多いのは電卓検定だ。
 自分の頭だけで計算ができればそれにこしたことはないが,便利な道具を上手に扱う“技術”こそ現在の世の中で必要なことだと思う。
 血の通わない道具に彼女達が“血”を通わせる。その瞬間,電卓は“ただの機械”ではなくなる。すごいことだと思いながら,毎日彼女達が電卓を叩く姿を見ている。彼女達もようやく立派になってきた。そして,部活では7月に電卓四国大会,8月に全国大会が行われる。彼女達と共に戦える時間は確実に減ってきている。だからこそ,勝って欲しい。
                                    (事務機械部 顧問)
by stcatalina | 2008-06-10 11:22 | 部活動報告